有明海産秋芽一番摘みを
使用した各種海苔商品を
無添加でお届け致します
令和6年海苔年度秋芽一番摘み
ご報告
(長文ですが、今期の秋芽一番摘みの海苔のことを知っていただきたいので、最後までお付き合いください)
去る11月28日と29日。
佐賀有明海漁協、福岡有明海漁連におきまして、今年度初となります海苔の入札会が開催されました。
佐賀でおよそ1億900万枚、福岡でおよそ6500万枚の海苔が出品されました。
今期は海苔養殖の始まりを告げる「種付け」(採苗)時の水温がそれに適したとは言いがたい高い水温のままでのスタートでした。その影響もあってか、なかなか種が網に着床せずに普段より次の段階に進むのに時間を要したようです。
また、着床後も例年にはないほどに網への付着物が多く、毎日網を洗浄する作業に追われることに。それによりせっかく着床し育ち始めた海苔の生育を阻害してしまうことも多かったようです。
そんな普段とは違う、なかなか厳しい状況、条件の中にあっても、海苔の生命力とそれを育み見守る母なる有明海、そして海苔師のみなさんの不断の努力により、例年よりは少なめとはいえ板海苔として生まれた秋芽の一番摘み。
生まれ育つ状況や条件によって、毎年同じく等しく変わらない海苔が出来上がるワケではなく、去年は去年の、今年は今年の個性を持った海苔たちが出来上がります。
では、今期の新海苔の出来栄えはいかがだったか。
間近なところで、昨年度の海苔と比較します。
色合い:昨年より全体的に浅い色合いで仕上がっています。昨年度は逆を言えば秋芽らしからぬ黒々とした海苔が多かったのですが、今期はいわゆる秋芽らしい赤芽の海苔が多く生産されました。
味:アミノ酸を多く含む秋芽一番摘みの海苔らしく、口の中でうま味がいっぱいに広がり、甘みのある味わいです。人気の「皿垣開漁協の焼き海苔」「有明海苔優等」に至っては抜群のうま味です♪
香り:やや、昨年度の海苔のほうが香りは強かったと思いますが、焼きを入れていると加工場いっぱいに良い香りが広がり幸せを感じます笑笑
食感:昨年度の海苔がサクっ!と例えるならば、今期はバリっ!という感じです。口に入れた瞬間に少しカッチリした食感を覚えますが、そのあとはすぐにうま味が口いっぱいに広がります。
そんな海苔たちが出品、開催された入札会。
二年連続での減産の影響は色濃く、昨年の取引額を大幅に上回る単価での落札価格となりました。一枚あたりの平均落札単価が史上最高値なんだとか💦驚愕でした。
つきましては、そんな事情により新海苔での販売スタートと同時に価格を改定させていただきます。ごめんなさい🙏
ウェブストアでの新海苔販売は、年明け1月からスタートします。今しばらくお待ちください。その前に、店頭におきまして少しずつですが完成した製品から並べて販売いたします。
自然とヒトとが織りなす恵みです。
(おや?)と、昨年度の海苔との違いを感じられるかとは思いますが、ぜひ令和6年度産の有明海産秋芽一番摘みの海苔をお召し上がりくださいね♪
【「えびふりかけ」の製造休止について】
日頃よりご愛顧いただいております「えびふりかけ」主原料のアキアミ(アミエビ)につきまして、ここ数年の不漁により入手困難な状況が続いておりました。そして今期、例年11月に水揚げされるアキアミにつきましても、ほとんど手に入らないという結果になっております。
つきましては、成清海苔店として保有する原料がそこをついた現状を踏まえ、やむなく無期限の製造休止の措置を取らせていただきます。
急なお知らせで、大変申し訳ございません。当方といたしましても、ぎりぎりまで状況の好転を期して各方面、産地の状況を注視し少しでも確保できればと奔走してまいりましたが、今のところ回復の見込みがなく、これ以上は物理的に無理だと判断いたしました。状況をご理解いただきますようお願い申し上げます。
今後、もし状況に変化があり原料を確保することができるようになったらならば、あらためてご案内申し上げて、製造を再開いたします。
なお、他のふりかけ類(味のりふりかけ、梅かつおふりかけ、さけふりかけ)についてはこれまで通り製造してまいります。
【領収書の発行について】
成清海苔店BASEにおいて、ネットショップ上での領収書発行は承っておりません。
購入時に届く「ご購入いただきありがとうございました」メールと、決済方法ごとの受領書などをあわせて領収書の代わりとしてご利用いただいております。
その上で、領収書が必要な場合は、
・ご注文時に備考欄にご記入ください。
・「宛名」と「但し書き」もご記入ください。
・領収書は、ご注文いただいた商品に同封されます。
・商品発送後の発行はできません
あらかじめご了承ください。
2024年11月30日 |
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成清海苔店の特徴
秋芽一番摘み
6メートル以上とも言われる干満差を活かし、日本一の海苔生産量を誇る有明海。海苔の養殖シーズンは、毎年10月から始まり、11月下旬には最初の海苔がとれます。当店では、風味豊かで口どけの良い秋芽一番摘みの海苔のみを使用しております。見た目ではなく、徹底的に味を重視し、うまみの素「アミノ酸」が多く含まれた一番摘みのみを使用しております。
無酸処理
病害菌予防や、色・つやの向上などのため、生育中の海苔に有機酸を浸ける酸処理が、秋芽一番摘みの海苔の収穫が終わった後に、期間限定で行われます。酸処理に使う酸が環境や人体に及ぼす影響は、まだ明らかではありませんが、海の富栄養化の過程で酸欠状態を招く可能性がある、といった説もあります。環境への負荷についても考え、当店の商品は無酸処理のものを使用しております。
無添加、無着色
有明海の恵みに溢れた素材を損なうことなく、その口どけを皆さまに味わっていただけるように一枚一枚丁寧に製造させていただいております。ふりかけ商品などに使用する素材も、厳選されたものを無添加無着色のものを使用しております。国産で、化学調味料不使用です。心にも体にも喜んでいただけて、お子さまにも安心の商品に仕上げております。
皿垣開(さらかきびらき)漁業協同組合の海苔について
上質な海苔づくりをしていく中で、海苔を有明海で育て、一次加工をする「海苔師」さんたちの存在は重要です。なかでも当店が信頼するのが「皿垣開漁業協同組合」さん。有明海の状態を日夜見極めながら、良質な海苔を育てるための手間を惜しまれることはありません。全国に先駆け、海苔の食味検査を導入され、見た目だけではない本当の美味しさを共に追求させていただいております。
有明海苔 優等
皿垣開漁協産 焼のり
天日のり
寿司はね 焼のり
えび ふりかけ
梅かつお ふりかけ
味のり ふりかけ
さけ ふりかけ